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妹と兄31

妹兄31
「だよな…」
 ナナセがドラムスティックの先を見ながら言った。
「あ~ 忘れとったー! お前こないだ貸した金返せや百二十円!」
 ギターのヤマトが言うと、
「おまぁーさ~。コーラッ代ぐらーーぃ おごれやぁ~ ケチケチケチ」
チーン
 ナナセがドラムを、バタバタ叩きながらシャウトする。
「お前知ってるか? 百二十円を返さない者は、百二十円に泣くんだぞ? それでもいいのか~」
 ヤマトが言い返し、攻撃的なエレキギターの音色を響かせると、
「僕らコミックバンドじゃないよ~♪」
 トモヤが、ずっこけたような音で落ちを付け、
「俺は、いつかあいつとステージに立てる日を夢見てる。その時がいつ来るか分かんねぇ、分からんけど、皆で歌いまくるだけだぜぇー」
 メインボーカルでリーダのユウキが声量のある渋い声で歌いはじめると、
「オォー」
 その時を待ってるように皆も、声を揃え雄叫びを上げ、ヤマトはゆっくりといつもの曲を弾きはじめた。
「も少し、アレンジ煮詰めるかの~ もっと、いい女と煮詰まりたいぞー バカ野郎どもー!」
 軽口を叩くナナセが、リズムを刻みはじめ、
「オォーーー! イェーィ!」
 俺たちは、また演奏に演奏を重ね汗をほとばらせていった。

 このバンドは、いわゆるビジュアル系で、ディープなロックバンドを目指していた。バンド名のRN!は、
”REVIVED NIGHTMARE(蘇る悪夢)”を略したもの。インディーズもインディースだったが、ちょっとした評判のバンドになりつつあった。ライブハウスでギグると、それなりに付いたファンから黄色い声援を浴びるようになっていて、蒼い月の才能はメンバーの誰もが認め、切なくて強い愛の詩が届くのを、今か今かと待ちわびていた。
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