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妹と兄32

妹兄32

 ユィナの兄、アキラは勤め先の配送センターの誰も居ない倉庫で座り、携帯で話し込んでいた。
『びっくりすんなよ?』
「あぁ。何聞いても驚かないさ」
『教えてもらったかーちゃんの住所、探して行ったけどな…』
「…ありがとな」
『いいさ、お前は親友だから。でもな、なんか間違えてないかー? 墓場だったぞ。とても古そうな』
「ぼち…。間違いないか住所」
『遠距離トラック運ちゃんの、現地での貴重な休みを使って探し回ったんだ間違いない。でもま、墓地ってのは簡単に移転したりしねーだろうから、逆に元々民家があって、土地を買われたのかもしれないけどなー。だから、もうちょい調べててみるわ。俺、刑事番組好きだからよー。あとな、この辺うまいもんいっぱいあんぞ~。食って帰るわ。ガハハハハ』
「うんうん。帰ってきたらまたおごるから飲もうぜ。連絡待ってる」
 携帯を切り、手帳に控えていた母の本籍地だという住所を見つめた。
『ジンナイ ミナヨ。旧姓、”オカムラ ミナヨ”まだ何も分からないか…。くそっ…』
 アキラはすっくと立ち上がり、制服のズボンに着いた埃を払うと、だだっぴろい倉庫を見つめ清掃を再開した。兄は、兄なりに母の正体を暴こうとしていたのだ。

『あの町に流れ着く前は何をしていた? ずっと水商売だったとは聞いてたけど…』
 母の過去を知る唯一の人物の家の前で、あたしは立ちすくんでいた。
「ここに間違いない。すっご~いお屋敷だ…」
 もらったメモをしまい、おそるおそるベルを鳴らしていた。
『はい、どちらさまでしょう?』
「こ、こんにちは。あたし、ご連絡を差し上げたミィナの娘。ジンナイユィナと申します。ヒロミさんはご在宅ですか?」
 声が上ずっていた。
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