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妹と兄46

妹兄46
「おかしい、おかし過ぎる。ぉいぉい、それじゃ嫁の貰い手が~アハハハハ」
 俺は盗み見てると言う罪悪感も無くひたすら腹を抱え笑っていたが、その本の表紙に大きく”蒼”という文字が見え、気になってズームすると”ヤマキタ ユタカ”という人が書いた”蒼い月”という本だと分かった。
「えっ?!」
 読みたいと思った俺は、まっすぐ寝室へ向かい、妹がまだそこに居るかもと錯覚を覚え中へ入り、クローゼットの扉を開けていた。
「どこだ! どこにある?」
 中を荒らさぬよう慎重に探したが、見つけることはできなかった。顔も、本当の名も、会った事も無い親友の名乗った名と同名の書籍。それが母の愛読書だったことも手伝って、自宅を飛び出した俺は約束の場所へ向かう前に、本屋へ寄ろうと思い車を走らせた。

 ヒロミはユィナを見守っていた。
「すいません。少し一人になりたい…」
 ユィナがポツリと呟いた。
「うんうん。そうね。城都さん。その辺で止めてもらえる?」
「はい。かしこまりました奥様」
 車はどこかの繁華街の公園前で止まり、彼女が降りるとすぐに走り去って行った。少し歩いたユィナはベンチを見つけ、へたり込むように座り込んでいた。すると、頭がズキズキと疼きはじめ、こめかみを押さえた。
『痛い! イタイヨォ~ こんな時に… いつもの偏頭痛だ』
 だが、それと同時に突然耳鳴りがしはじめ、キーンと響く音が、だんだんと言いようの無い不思議な音に変化していくのを感じていた。
ヴヴヴヴヴヴヴヴ
 ユィナはそれをまるで、体の中からたくさんの小さな蟲が這い出してくるようだと感じ、
『うぁぁあああ! 痛い! いたぃ! アスピリンあったはず! 今日のすごく痛い!』』
 一瞬恐怖を覚えたが、激しい痛みがそれを掻き消し、常備してる薬をバッグに探すと、額に油汗を滲ませていた。
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