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妹と兄48

妹兄48
「えぇ?」
 逃げ出そうと身構えるユィナも震えていて、
「分けてもぉらぇえませんか、いきなり凄い頭痛がし始めて、立ってられない…」
「あっ、何を!」
 ひったくるように薬を奪った男の顔は暗くてよく見えなかったが、声の調子から同い年くらいではないかと感じていた。
バリバリボリボリ
 残っていた薬を、大量に口へ押し込んでいく男。
「ご、ごめんなさい…。ごめんなさい。ごめんね…」
 安心したような声でふらついた男は歩きだそうとしたが、そのままユィナに倒れ込んでしまった。
「わわっ君! だいじょうぶ? ねぇしっかり! しっかりしてー! 起きて! あたし、今、他人になんかかまってられない!」
 大泣きしそうだった。男が大事そうに抱えていた本がこぼれ落ち、買ったばかりなのかレシートが舞っていた。
「あぁ、こんなことってあるんだ…」
 かろうじて届くあたりに落ちた本を足で引き寄せ、埃を払うと「蒼い月」というタイトルが刻まれていた。
『この本、母が大事に持ってたの…。内容はセクシー過ぎて、読んでると怒られたよね。でも、あたしはいつの間にかファンになってた。作者の最後の刊行物、過去の作品とはまるでジャンルの違う心境地の作品集…』
 なんとなくこの彼に、親近感を感じてしまったが、
「あーでも、起きて! おきなさい! 重いよぉおお、背の高い君ぃ~!」
 ユィナは突っ伏して倒れた男に腰を抱きかかえられ、身動きが取れずにいた。ぐいぐいと押したり、抜け出そうと必死で抵抗したが、そのたび彼に強く抱かれてしまっていた。
『ほんとは起きてるだろー? お前は絶対ヘンタイだー! 起きろおきろおきろ! 眠ってしまいたいのはあたしも同じなんだー!』
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