妹と兄90
妹兄90
リズムを取るユィナの胸が揺れ、詩を暗記してるみたいに歌を追い、呟いた。
「CDって売ってるんですか? まさかメジャー?!」
「持ってるから買わなくていいわよ~ あとでプレゼントしてあげる」
「えぇでも自分で買いたいんです」
「貴重なデモテープとかもあるし、うーん残念ながらまだインディーズなんだなぁ。でも、娘ちゃんと音楽の趣味が合うなんて、アタシっすっごぃ幸せ~」
ヒロミはユィナに抱きつくと頭を撫でながら、娘の胸をワイングラスでポンポン弾いた。
「変な蟲はあたしが退散させるぅ~♪」
「カオルさ~ん!」
酒臭い義母から逃げ惑うユィナは、メイドに助けを求めたが、カオルはただニコニコしていた。
「あっ、CDジャケットに、メンバーの顔写真とか載ってますか?」
「ん~ 残念ながらそーいうの無いの。あいつらってビジュアル系なのに、メジャーになるまで顔見せないってポリシーみたい。そこがまた凄いって思うけど、このアタシにだって2ショ撮らせないのよね…。しかもね、いつかのライブのとき隠し撮りしてた子が居たの、そしたらバレちゃって、ギター壊して演奏放棄」
「わぁあ♪ すごい、すごいバンドですね」
「ステージ立つと人変わるだけで、普通の可愛い男たちだけどね。うふふ」
「へぇ~」
「でもリーダーのユウキはほんとカリスマ性があってね、あなたには絶対会ってほしくない蟲の一人」
▼応援してもらえると、書く気力が沸いてきます。

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リズムを取るユィナの胸が揺れ、詩を暗記してるみたいに歌を追い、呟いた。
「CDって売ってるんですか? まさかメジャー?!」
「持ってるから買わなくていいわよ~ あとでプレゼントしてあげる」
「えぇでも自分で買いたいんです」
「貴重なデモテープとかもあるし、うーん残念ながらまだインディーズなんだなぁ。でも、娘ちゃんと音楽の趣味が合うなんて、アタシっすっごぃ幸せ~」
ヒロミはユィナに抱きつくと頭を撫でながら、娘の胸をワイングラスでポンポン弾いた。
「変な蟲はあたしが退散させるぅ~♪」
「カオルさ~ん!」
酒臭い義母から逃げ惑うユィナは、メイドに助けを求めたが、カオルはただニコニコしていた。
「あっ、CDジャケットに、メンバーの顔写真とか載ってますか?」
「ん~ 残念ながらそーいうの無いの。あいつらってビジュアル系なのに、メジャーになるまで顔見せないってポリシーみたい。そこがまた凄いって思うけど、このアタシにだって2ショ撮らせないのよね…。しかもね、いつかのライブのとき隠し撮りしてた子が居たの、そしたらバレちゃって、ギター壊して演奏放棄」
「わぁあ♪ すごい、すごいバンドですね」
「ステージ立つと人変わるだけで、普通の可愛い男たちだけどね。うふふ」
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