スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ふたり15

 ユタカのドッペルゲンガーが、どうして現れたのか分かるはずもなく。誰にも相談できない、眉唾のような現実が目の前で、本を読み漁っている。
3人で必死に調べても、オカルトじみた話を詳しく紹介する文献などなく、そもそもただの民間伝承。
恐怖夜話のように扱われた都市伝説に過ぎない…。
でも、たったひとつ。
分かったことがあった。
どの本にも、
ネットの検索でも一様に…、
最悪の結末が用意されていることを…。
『うそ…』
『まいったな…』
『おぃおぃ。ほんとかよ…』

”もう一人の自分(ドッペルゲンガー)を見た者は死ぬ”

『でも、その先… どっちかが、死んだあとはどうなる?』
『二人とも死ぬのか?
 ドッペルは残るのか??
 もし、そうなったら本体とすげ替わるってことか?』
『その時が来ないと分からないよ…』
 ひそひそと小声で話す彼ら。
「その時なんて言わないで!」
 私は声を荒げ、周りの注目を浴びてしまったが、二人のユタカは止めることもできず、呆然と私を見つめ、
『もし、ユタカが二人とも消えてしまうとしたら…、生きていけない…』
 私は肩を震わせ、そう思っていた…。

 混乱したまま沈黙が続き、子供が読むような本が山積みされているこのテーブルに、
「わたしこの本読んだよー 怖かったー」
 小さな女の子が大きな目で、指をさしていた。
「だから、おまえはガキなんだよ。そんな本全部作り話~ 迷信だよー 怖がりめ」
 おにーちゃんらしき男の子は立て続けに、
「おばちゃんたち子供?」
 軽口を叩かれていた…。
引きつらせていた顔を、無理に笑顔に変え、
『私も怖い… 君たち知ってる? ここに載ってるお話の一つは本当の出来事なのよ』
 心で言い返し、愛らしい少女の髪を撫でていた。その時、彼らが笑いあいながら去っていく微笑ましい光景に、心の底から湧き上がる、初めての感傷に浸っていた。
『子供が欲しい』
 顔を曇らせ、落ち込んでいるユタカたちを私は真剣に見つめていた。

 本を読むまではもう一人の自分が、自分たち?自分?の為に頑張ってくれる。
ドッペルゲンガーも悪くないと思っていたけど、二人暮しだった生活に支障がない訳ではない…
むしろ逆。危ないケースばかりだった。
ひとりが家に残ってくれればまぁ問題は少なくなるんだけど、
誰だって息抜きくらいはしないとストレスが溜まっていく。
と言うか、ドッペルゲンガーってそもそも人間?
何も分からなかったけど、
「今度は俺の番だろう?」
「お前はおととい買い物いっただろー ちゃんとメモ見ろよ」
▼応援してもらえると、書く気力が沸いてきます。

アルファポリスで応援

にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(愛欲)へ
にほんブログ村で応援
関連記事

テーマ : 官能小説
ジャンル : アダルト

tag : オカルト

コメントの投稿

非公開コメント

検索フォーム
カウンター

現在の閲覧者数:
はじめから読んでくださいね

■全ての記事・小説のバックナンバーを表示できます。

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
プロフィール

C.B

Author:C.B
C.Bの恋愛官能小説ブログへようこそ。ここは。「ふたりの彼。玩具の私」と、その続編「妹と兄。そして震える母」の書庫になります。

■ご注意:当ブログの小説の無断使用はできません。著作権利は作者C.Bが保持しています。お問合せはページ内にあるメールフォームをご利用ください。

筆者にメール

名前:
メール:
件名:
本文:

 
応援してください
★このサイトにチップを贈る
このサイトへチップを贈る
★ポチッと応援お願いします。
書く気力が沸いてきます。
アルファポリスで応援
にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(愛欲)で応援
にほんブログ村ランキングで応援
ランキングサイト
相互リンク
RSSリンクの表示
QRコード
QR
Twitter
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。