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妹兄145

145
 疲れ果てうずくまる犬に、満足げに微笑んでいたアキは、潮で濡れてしまった目を拾い、チヒロに渡してあげた。
「で、どうやって殺すの? お疲れのとこ悪いけど」
 受け取りながらチヒロは、足でつついた。
「どうするのぉ~ほんとに、失敗は許されないの分かってる?」
 アキはその顔を覗くように聞いていた。
「ハァハァハァハァ…。よ、溶鉱炉に投げ入れます、髪の毛一本残りません… はぁはぁはぁ」
「ぁはっ! お前呼んで大正解だった! 溶鉱炉使える奴なんかそうそう居ないよぉ」
 アキが言うと、
「うぇ~ うぇっ、げぇ~~」
 チヒロは苦虫でも噛み潰したような顔で、喉を掻き毟っていた。
「でもでも、はぁはぁはぁ…、少しお願いが…」
「ん?」
「犬のお願いって…」
 ふたりは、ハァハァと肩で息をする犬のか細い声に聞き入った。

『…』
 車椅子から立ち上がったチヒロは、足を引きずり出窓に辿りつくと、ゆっくり腰かけた。
『…すぐやって欲しい、でもそれも見てみたい、一瞬で消えるなんてつまらない…』
 薄っぺらな風景に目を閉じると、何もない世界が広がった。
『もう元に戻れないんだ…』
 窓にもたれた彼女に、
「どうする?」
 そっと寄り添う姉のようなアキは、腕をさすってあげた。
「いいわそれで…、それでいい」
 さする手を握り、チヒロは物憂げに答えた。
「聞こえた? それでいい、OKだって良かったね」
 アキは振り向いて言った。
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