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エロィ自動販売機

「行列の出来る変態自動販売機」
 作:C.B

 うちの近所でもないけど行列ができるっていう。信じられない自動販売機が置かれている酒屋があるらしく、買った友人に聞かされて知ったんだけど、細かいことは教えてくれず、
「いいから行って来い♪ ウケルから」だった。
 わざわざ行くまでも無いので、いつか近くを通ったら覗いて見ようと思いそのことはすっかり忘れていた。

 ある日の深夜。
遠出していた俺はいつもと違う道からアパートに戻るはめになり、とても寒くてそこのコンビニで暖かい物でも買って帰ろうとしていた。
『あ。まてよ、あいつの言ってた自販機ってこの先だったような』
思い出してしまった俺は、また遠回りすることになるけど、教えられた酒屋を目指すことにした。しばらく歩くと、ついにその販売機に遭遇してしまった。既に、おっさんが二人も並んでて、その目が笑っていた。
『こんな時間に二人も…』
 行列ってほどでもないけどなんとなく納得し、男たちのニヤケ顔がとてもキモかったが、その理由はすぐに判明した。俺の番がきて販売機と対峙した途端。
「うわっ! なんだこりゃ…」
 目が点になっていた。
「売れるはずだよ…。ていうか、ここの酒屋の店主変態?」
 自動販売機は一種類のカップ酒しか売られておらず、それぞれのボタンには普通だとあり得ない
|人肌(生ぬるい)|
 ってボタンになっていた。
俺は、人気の無い夜の商店街で声を押し殺し笑っていた。
『ヒトハダってなんだよぉー。すげー! わははははは ぶははははは』
 だがそれだけではなかったのだ。さらに衝撃の真実を発見していた!
「こっ、これが行列のできる自販機の正体!」
|純子|明菜|和歌菜|優子|智世|光|ルリ|美奈代|雅美|静香|初音|みこと|ローラ|ジェニー|リカ|
 名前がズラーッと並んでいて、商品の一本一本に、全部違う女の子の名が書かれていた…。
しかも極め付けは”当店人気ナンバーワン!

|うちの娘17歳|

「馬鹿だバカすぎるぅ~!!!」
 目がさっきのおっさんたちと同じになっていたのは言うまでもなく、それを懐に入れ大事に持って返ろうとしたが、一つの疑惑が湧いていた。
『君はいったいいつから17なの?』
 まぁ、どうでもいいことだった。

おしまい

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