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146-3

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「はい」
 夫妻は神妙な顔で答えた。
「では、これに署名お願いできますか?」
 もう一人の医師が、用紙を差し出していた。
「誓約書ですね」
 おばさんはそれを一通り読み、顔を曇らせていた。
「私ら親族では無いんです…」
「隣のアパートに住んでる懇意にしてる者なんです…」
 そこには、親族の署名、捺印が必要と書かれ。しかも、死亡時の献体を許可する項目もあり、ふたりはゾッとしていた。
「そ、そうなんですか…」
 誓約書の乗ったボードを受け取りなおす医師が言った。
「あ。お金なら心配いりません。私らが払います!」
 おばささんは、手を合わせ懇願していた。
「なんとか手術してくれよ、すぐにでも、そんな変な腫瘍取ってくれよー、親族以外は無理なのか? 私らずっと家族みたいなもんなんだ」
 おじさんは震えていた。
「手術となると、無理なんです」
 もう一人の医師が冷たく言い放っていた。
「緊急に取り除いたほうが患者さんの為なのは分かります。放っておくと最悪を引き起こす可能性もあります。ですが、病院としても命を預かる以上規則は敗れないんです…。ですが今の所、命に関わるようなことは無さそうです。彼女の場合それがいつ発生するかも分からないって言うことなんです…。どなたかご親戚の方とか、お子さんとかいらっしゃらないんですか?」
 サイトウの声は優しかった。
「娘だ! 兄貴は… どっかいっちまったけど、ユィナちゃんならすぐだ」
 携帯を取り出してしまったおじさんは、サイトウににたしなめられてしまった。
「バカねぇー ここ病院! スイマセン先生。ほんとにミィナちゃんのこと。よろしくお願いします」
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