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 それからのユウキは、妹はアキに任せっぱなしで帰宅するのはいつも深夜か明け方、寝て起きるとすぐにスタジオへ向かい休む間もなく練習に次ぐ練習の日々を続けていたが、その合間を縫うように母の過去を調べるため、手始めに電話したのは勤めていた出版社だった。かなりの年数が経っているためミィナという人物を知る人が果たして居るのか不安だったが、送られてきていたヤマキタの印税支払い証明書、このことで教えて欲しいことがあると話し彼女の息子だと告げると、すぐに経理の担当者とアポを取ることができていた。向かった出版社で聞けた話は、本の印税は作者本人の要望でミィナの口座に振り込んでいたそうだが、ヤマキタの死後ミィナ自身が二つの口座に均等に分け振り込んで欲しいと指示されていたそうだ。理由については分からないと言われたが、驚いたのはヤマキタユタカの著作権利もミィナに譲渡されていたことだ。これはヤマキタの書いた物全てをミィナに断りなく出版してはならないということだったが、ユウキの肝心事はそんなことではなく、当時の母を知る人がまだここに居るかだ。真剣な眼差しで尋ねる彼に担当は何かを察したようで、あちこちの部署に電話してくれていた。
「お待たせしました。やっと一人見つかりましたよ、当時のお母さんの先輩にあたる方だそうなんですがやはり既に退職されていて、連絡先はすぐには分からないそうでして、そちらの携帯か自宅の番号を教えておいてもらえますか? 分かり次第連絡させますから。他に何か知りたいことあります?」
 聞いてくる担当に、感謝しながら充分ですと答えるユウキに彼は最後にこう言った。
「私も彼のファンなんですよ」
 ユウキは自分のことのように嬉しく感じていた。
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