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 今日の開始時間はゆっくりめで、一番乗りしたと思っていたらトモヤが既にブースの中で練習に励んでいて、ユウキはガラス越しの彼にマイクでノートパソコン借りると言うとすぐに、小太りな男から聞いた動画を検索していた。すると本当に凄い数でヒットし、そこには似たようなタイトルが幾つも並んでいたが、適当なサイトからそれを再生するとアップされた日付は近年のものだったが、どこにでもいる普通の家族が映る古いだけの記録映像だと分かった。元が8mmフィルムのようで、色合いもノイズも画面のブレも激しく、撮影された場所があのマンションだという確証は、隣接する位置に今も同名の社屋が建っていることから判別できていた。数分しか無い再生時間の後半、確かに奇妙なものが映ってはいたが、ユウキは心霊現象など一切信じておらずこの手の物は大体が嘘っ八、ヤラセだと思っているタイプだった。
・・・・・
 走る幼い女の子を追うカメラ、画面に強い日差しが映り込むと、女の子は少し先に居る笑顔で手を差し伸べた母に抱きつき、そのまま芝に寝転がりじゃれあう二人にカメラが追いつくと、照れて顔を見せようとしない子に母親はカメラを見てと指をさした。その時彼らの背後にあった木々、その木の影だと思われていた部分が人のような形をした何かだと分かった瞬間、影は二人に襲い掛かるように迫り母親に憑依してしまったのか、終始笑っていた優しそうな顔をぐにゃりと曲げ、恐ろしい表情でこちらを見つめていた。父親は驚いてカメラを放ってしまったのだろう、映像はブレまくり真っ暗な画面が数秒続いたがそれまで無音だった動画に突然、
「ひ、と、り、は、い、や、だ…」
 とでも言っているような不気味に唸る音が響き、動画は終わっていた。

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