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290ユウキとアキラと

290 

▼話は少し前241あたりに戻る
 混乱するアキラは急に立ち止まり壁に頭をこすり付け、ゴンゴンと打ち始めた。驚いたユィナは、彼の額に凄まじくかいた汗を見ていた。
『ミィナは業務上過失致死罪に問われるか…、そんなちんけな罪であいつが失踪したのか?! それっぽちの罪で警察に突き出す訳にもいかない…、いや、警察に突き出してどうする。だがそれよりもその事実を隠蔽したヒロミの方が重罪じゃないのか? 店内の監視映像を加工してただの出火に見せかけたんだ…、オリジナル映像はきっとどっかに隠してあるはず、もしそれを手に入れられたら? あぁあああそうか証拠だ! クフッ面白くなってきたなぁ、手始めにババアの莫大な財産を奪って義理の娘をこの屋敷の主に…、そして俺が、カンペキだろ!』
「ドッペルゲンガー…、もう一人の自分を見たものは死ぬ…」
『クククククそんな狂った女の話なんかどうでもいい!』
 囁くようなアキラの声に、
「ぇ? なんですか今なんて? 大丈夫ですかアキラ様!」
 動揺しているユィナは、兄の言葉を聞き取れずうろたえていると、
『今屋敷から出るのはまずい!』
 自身を追い込んでいるように見えていた兄が急に踵を返すよう、元居た部屋へ駈け出していた。


 アキラの心変わりはまったくの嘘だった。ユィナがヒロミの正当な後継人だと知った瞬間から、兄の思惑はヒロミの金へと向かい、住人たちの信頼を得ようと画策しはじめていた。そして彼は、チヒロと会うために出かける着飾ったユィナに、
「綺麗だぞユィナ!『兄ちゃん当分おとなしくしてるからね、クククク』」
 声をかけ笑っていた。



「で、準備の方はどうなっているの?」
「ぁはぃ! なにぶんにも一人で動くのは時間が限られていて、少し計画に変更なんかも出てきて少し手間取ってますがもうすぐです、もうすぐ完了します。だから今日じゃなくて良かったんですぅよぉおお」
「変更、変更ってなによ、大丈夫なの?! お前の言う工場で足がついたら私たちは破滅する!」
 土下座させられてる犬は、アキに頭を掴まれ床にグリグリ押し付けられていた。
「ひぃいいいい! そ、それは大丈夫です安心してください! 私の望みが叶うなら女神様たちに被害が及ぶことも、殺人の形跡が知られることも絶対に無いですぅうう」
「お前はとことん間抜けな犬なんだ分かってるの?! 早くしてよぉおおやばいんだからぁああああ!!」
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