スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

295

295
「ていねん…、じゃー俺も運転手の後釜にってお願いしてみようかな」
「えぇ~? あなたには勤まらないと思うわ」
「ん? 運転するだけでいいなら楽そうだけど」
「違うわよ~、あの人ヒロミ様の片腕なのよ? ヒロミ様の死んだお父様が不動産経営されていた頃からの財務担当」
「『え?!』そうだったんだ…」
 アキラの顔つきが変わっていた。
「なるほどー、元が金持ちでそれに輪をかけて店舗経営で財を成していったのか、そうとうな金持ちだよね、ヒロミさんって」
「そうよぉヒロミ様は運も味方にして成功した人」
「そかぁ、でもあの人の後が決まるまでドライバーも買って出ることにするよ」
「ふ~ん、しおらしいこと言う人だったのね」
「そそ、酷いやんちゃしちゃったからね二回も…」
 そしてアキラは、部屋を出ようとした彼女に言った。
「今度の休み空いてたら飯でもどう?」
「他の子にも声掛けてない?」
「心外だなそれ、誰か呼んでくれたら大勢でも構わないけど?」
「んんん~、ねぇ本当にお兄様じゃないの?」
「お兄様? あぁ、俺はただのクソ貧乏な田舎者…、元妹とは天と地ほどの差が出来てしまいましたよ? きっついなそれ、じゃ」
 落ち込んだように掃除機を掛けていくアキラに、
「違うわ、様付けるなんてずっとメイドみたいだから」
 大きな瞳がウィンクしていた。
「うっしゃ~っ♪」
 屋敷を知り尽くしてるはずのヒナノと親密になりたかったアキラは、携帯番号を教えるとメイド仲間の飲み会があるから来ないかと誘われてしまい、一も二もなく返事をしていた。



「こんばんは、そろそろお帰りですか?」
 掃除道具を片手にアキラは話しかけていた。
「あぁ君か、はいこんばんは。えぇそろそろ帰ろうかと思ってたところです。そちらもお仕事終わりですか?」
 夕方にになると毎日ヒロミ専用駐車場に現れるシロトは、家主が所有してる数台の高級車の整備に余念がなく今も作業に励んでいた。
「はい。あぁそうだ、ヒナさんから聞いたんですけど、シロトさんって実は偉い人だったんですねびっくりしました」
「びっくりさせちゃいました? 車が大好きなんですよ、でいつの間にか半分お抱えドライバーみたいになってました」
「そうなんですか、シロトさんってミィナのことはご存知ですか?」
「もちろん知ってますよ、彼女はとても頑張り屋さんでしたねぇ、今のあなたと似てるかもしれない」

関連記事

テーマ : 官能小説
ジャンル : アダルト

コメントの投稿

非公開コメント

検索フォーム
カウンター

現在の閲覧者数:
はじめから読んでくださいね

■全ての記事・小説のバックナンバーを表示できます。

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
プロフィール

C.B

Author:C.B
C.Bの恋愛官能小説ブログへようこそ。ここは。「ふたりの彼。玩具の私」と、その続編「妹と兄。そして震える母」の書庫になります。

■ご注意:当ブログの小説の無断使用はできません。著作権利は作者C.Bが保持しています。お問合せはページ内にあるメールフォームをご利用ください。

筆者にメール

名前:
メール:
件名:
本文:

 
応援してください
★このサイトにチップを贈る
このサイトへチップを贈る
★ポチッと応援お願いします。
書く気力が沸いてきます。
アルファポリスで応援
にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(愛欲)で応援
にほんブログ村ランキングで応援
ランキングサイト
相互リンク
RSSリンクの表示
QRコード
QR
Twitter
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。