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303 真実

303
「今の録音したよな?」
「それは大丈夫」
「死ねる・・・、でも、気持ちえぇえええ、ずっとしょんべんもらしそうだった」
「トイレ行けよ」
「伝説ってこんな日から生まれるのかな・・・、まだ震えてます」
 トモヤが言うと、ナナセもヤマトも自分の手を見つめていた。
「またなんかあったよね、あいつ」
「ですねぇ」
「だなぁ」
「ユウキさんとあそこで死ねるなら本望だけど・・・」
「役不足なんだよ俺ら・・・」
「一回きちんと話し合おう、もっと早くそうするべきだった・・・」
 ナナセが呟いていた。

 自宅へ戻ったユウキ。追い求める真実は彼を深い闇に引きずり込み、疲れ果てた体を休ませようとベッドで目を閉じていても、堂々巡りのように押し寄せる思考の波に押し返されていた。
『母は俺を殺そうとした・・・』
『ユウタは生まれてすぐに死んでいた・・・』
『あのマンションは呪われている・・・?』
『謎の女の娘・・・、あの子を探すしかもう手立てはもう残ってないんだ・・・、奇跡や偶然を待つしかないのか?』
『俺とあの子は従兄弟になるのかもしれない・・・、可能性だけを考えるならミィナの子だということもあり得る・・・』
『人の気を狂わせるほどの遺恨・・・、そう、ミィナは怒ってる、だけど怯えて引き篭もってると言ってもいい・・・』
「まさかミィナが恨まれてるのか?!」
 思わず声にしていたユウキ、
『可能性・・・』
『もし母子がなんらかの復讐を企てようとしてるのなら、まだ生きてるママに近づいて来ないのはおかしい・・・、あの子がミィナに出会ったのはやはりただの偶然・・・、ママが恨まれてるなんてあり得ない! 復讐なんかじゃない! あれはただの偶然・・・?!』
「分からない、俺には分からないことだらけなんだ!」
 頭を抱え叫んでいた。
『ママが見せてくれたカレンダー・・・』
 ベッドの棚に置かれた卓上カレンダーを取ってめくるユウキは、母の示した日をぼんやりと見ていた。その日はデビューライブが終わった三日後をさしている。
『全てが終わるってどういう意味なの? 誰かが死ぬ? 俺が? 何を隠しているの? 何に怯えているの? 本当に死者と暮らしてた?! そんなバカな・・・』
 彼はふいに起きあがり、
「くそっまただ」
 頭痛がしはじめたらしく米神を押さえていた。
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