スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

305 絶叫

305
「僕は死ぬ・・・、僕は死ぬんだ・・・ それはママのせい・・・、ママが僕を殺した・・・、ママが僕を殺す・・・、僕はまたママに殺される・・・ でも、いやだけどママがそうしたいなら、でもいやだ・・・、いやだ・・・、ひとりはいやだぁ・・・、ひとりはいやだぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
 ぼそぼそと喋っていた声はやがて、誰かの声が被さるような二重音声に変化し絶叫となり、とてもとても奇妙な唸るような声が途切れると、いきんだ体から力が抜けたように見開かれていた目がゆっくりと閉じ、引き裂かれたシャツから覗く、左胸に付けた傷から溢れ出す血で自分自身を染め、バスルームに水音だけが響いていた。

 帰宅した二人に発見されたユウキはアキに揺さぶられ意識を取り戻し、救急車を呼ぼうとされたがそれを拒否し、死んだと思ってしまい泣いて怖がっていたチヒロをなだめるように、
「ぉ、俺は音楽で成功したい、いや、するんだ! でももう二度とこんなことはしない約束する。二人を離さない、俺から離れて行かないで・・・、俺はきっとみんなを幸せにする」
 泣くアキに抱かれるユウキは、うまく口が回らずたどたどしい口調だったが必死の覚悟を語っていた。
「ねぇアキ、ライブが終わったら結婚しよう」
「え・・・」
「ダメかな・・・」
「あぁあうれしい!」
「この指輪を婚約指輪として貰ってほしい、祖母から俺にって譲り受けたんだ」
 ポケットから取り出した指輪を、彼女の薬指にはめていくユウキ、
「ユウキさん!」
 ユウキから様付けで呼ぶのを止められているアキは、感激し彼をきつく抱きしめると、顔をくしゃくしゃにボロボロと涙をこぼしていた。
「バカ! 兄ちゃまのバカバカバカ!」
 チヒロはお祝いだとでも言うように、全開にしたシャワーから湯を浴びせはじめアキもチヒロもビショ濡れになっていった。
「こらやめろ、まだまだお前は子供だなぁ、ママに結婚の報告に行くから良い子にしてないと連れて行かないぞ?」
▼あなたの応援だけが頼りです。宜しくお願いします
にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(愛欲)へ
にほんブログ村で応援
▼C.Bに面白かったらぷちカンパ
C.Bに面白かったら。WebMoney ぷちカンパ
関連記事

テーマ : 官能小説
ジャンル : アダルト

コメントの投稿

非公開コメント

検索フォーム
カウンター

現在の閲覧者数:
はじめから読んでくださいね

■全ての記事・小説のバックナンバーを表示できます。

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
プロフィール

C.B

Author:C.B
C.Bの恋愛官能小説ブログへようこそ。ここは。「ふたりの彼。玩具の私」と、その続編「妹と兄。そして震える母」の書庫になります。

■ご注意:当ブログの小説の無断使用はできません。著作権利は作者C.Bが保持しています。お問合せはページ内にあるメールフォームをご利用ください。

筆者にメール

名前:
メール:
件名:
本文:

 
応援してください
★このサイトにチップを贈る
このサイトへチップを贈る
★ポチッと応援お願いします。
書く気力が沸いてきます。
アルファポリスで応援
にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(愛欲)で応援
にほんブログ村ランキングで応援
ランキングサイト
相互リンク
RSSリンクの表示
QRコード
QR
Twitter
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。