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307 左胸

307
「え? あぁおやすみなさい」
 アキはずっとユウキの手を握りしめていた。
「え~ ちょっと、帰るの? 久しぶりだからこれで遊ぼうよぉ、泊まっていかないの? あれれれ~」
「うん~、また今度ね、おやすみ~チヒロちゃん」
 ゲーム機を部屋に取りに行っていたチヒロが、とぼとぼと帰って行く三人を階段の踊り場から見ていたが、不穏な空気を感じ居間を覗くと、玄関の閉まる音がしていたがソファに居座り見送ろうとはしない兄のしかめっ面、チヒロは発進しようとする車の後部座席を叩いていた。
「今のユウキ左胸が弱点だよ? あなたたちだけが頼りです是非お仕置きを!」
「左胸?」
「弱点?」
「お仕置きとな~!」
 トモヤとヤマトは訳が分からずポカンと口を開けていたが、ナナセだけは悪戯に微笑む彼女とニンマリ笑い合っていた。

「帰しちゃっていいの?」
 隣に座っているアキは彼の固く握った拳に優しく触れていた。
「いいさ、バカなのはあいつらだから・・・」
「青春してるね」
「そ、それは振り向いてから分かる便利な言葉、今の俺らにそれを感じる余裕すら無いよ」
「うん」
「・・・あぁ畜生また痛くなってきた」
「もう一回ちゃんと手当てしないと」
「ごめん・・・」
 すると誰かがドタドタと侵入し、何事だと顔を上げたユウキの”弱点”を思いっきり平手打ちし、
「バカはお前だ! じゃな~」
 と、言い放ちすっ飛んで出て行った。
『!!!』
 叩かれた衝撃にうずくまり声すら出せないユウキは体を震わせ、怒って居間を飛び出すと、
「チヒロ!」
 玄関を開けて笑っている妹を睨み、ナナセの後を追い駈けて行った。
「何、なにが起こったの?」
 慌てて出て来てたアキにチヒロが言った。
「兄貴の傷でTシャツ作ったら売れそうって教えてあげたの。ほんっとバカよね男って」
「あははは、そうね。そうなんだ~」
 そして二人は深夜に騒ぎ始めた男たちを迷惑だからと、部屋へ引き入れていた。
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