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289-1

289-1
 父の片割れに会いさえすれば全てが終わると信じていたユウキ、頭の片隅に繰り返し繰り返し流れる、永遠に続くような影のループ、変形していく不気味な顔はいつの間にかミィナにすげ代わり、恐ろしい形相でこちらを見ている。聞かされた事実は得たいの知れない何かと彼を対峙させ、歩くことさえままならなくし表通りへ出たとたん、声にならない叫びを上げていた。
『……ぁああぁあああああああああああああ!!!』
 ふらつきながら歩き続ける背の高い黒尽くめの服の男は、曇り空から降ってきた強大な剣で、背中を刺されたように道路に這いつくばってしまっていた。気味が悪いと彼を避ける人々の道筋、助けに駆け寄る者は誰もおらず、心にできた亀裂に呑まれていくユウキ。信じていなかった何かに慄(おのの)き、ゲーゲーと吐き、そしてまた吐き闇に叫んだ。
「あなたはいったい何者なんだ!!」
 その頬にとめどない涙が伝っている。そして今雷鳴が轟き、きつくなる雨に彼はただ打たれ震えていた。

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テーマ : 官能小説
ジャンル : アダルト

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