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ふたり65


 彼らを亡くし、憔悴したままの私は、家からほとんど外へ出ること無く… ただ、ボーッと一日、一日を過ごしていた…。会社から長期有給休暇を特別に貰ってはいたが、進退も考えていると伝え…。そんなある日、忘れかけていた空き巣被害の件で警察署に呼び出されていた。
「そ、そうだったんですか…」
「男関係ないですよ。悪い事する奴らなんて。まぁ、じっくり見てください。心当たりないですコイツ?」
 担当の刑事は、モニターの犯人を指さしていた。
見せられてる監視カメラの映像には、つば広の帽子に、サングラス。おまけにマスクまでした。ある人物が映っていた…。
『まさか泥棒が、だったなんて…』
 私は驚きながらも、繰り返し流される犯人に見入っていた。
「この映像だと、何もかもさっぱり分からないです…。もしかしたら男かもって思えるし…。でも、この人が身に着けてる物は、全部私の物みたいです…」
 こんなこと初めてだったから、緊張で声が震えていた…。
銀行のATMからの映像。
犯人が最後に見せる不思議な仕草…。
『なにをしてるのだろう?…』
 私は、奇妙な違和感を感じていた…。
ってる?』
 その仕草は、金を引き落としたあと、なぜか胸で手を組み。わざとそれを見せ付けるように立ち去って行く。と、いうものだった。
ミィナもなんとなく、指を組んでみた…。
『私は左親指が上。犯人は右か…』
 手元のコントローラーで、ストップさせたり、スローにしたりしながら、繰り返される映像を見続けた…。だけど、分かることは何も無かった…。
そして、私は思い出したように尋ねていた。
指紋! 指紋は、どうなったんですか?」
「ん? あぁ。あなたと、同居人さんのしか出ませんでした。犯人はまだ、合鍵を持っていると考えられますから、しっかり防犯してくださいね」
 若い警官と、調書を付き合わせていた刑事は振り向いて言った。
「はぃ…用心します…」
『ふたりは何から何まで、同じだった。のか…』
 彼のことを思い、また涙を滲ませた…。
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テーマ : 官能小説
ジャンル : アダルト

tag : 不思議 犯人 指紋 刑事 監視カメラ 親指 合鍵

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