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妹と兄11

妹兄11
『ぁぁ…』
 声を出さぬよう… ただじっとして… 闇の気配を感じないよう… 擦れ合う音を体で感じながら… いつかのように…。
『ココトココ… ココロトココロ…』
『愛してる。愛してる。愛してる。 愛してる』
 確かめ合う二人の思いは一つだった。

 すぐに兄は果て、しがみついたままの妹を床に降すとユィナはへたれ込み、見開いたままの父の目を見つめていた。立ち尽くしたままのアキラは肩を震わせ泣いていた。



「だいじょうぶですか?」
 サイレンが聞こえ、警官たちがどかどかやって来た。
「通報のあったアパートに到着しました。大至急、救急車をお願いします。一人目、大柄の中年男性、床に倒れ腰の辺りから大量に出血し、生死は不明ですが被害者のようです。二人目、高校生くらいの少年。頭に怪我、出血はしてますが止まってる模様。手に出刃を所持してるため身柄を拘束します。三人目は少年と同じ年頃の少女、返り血を浴びショック状態のようです。どうぞ」
 一人の警官が無線で本署に連絡を入れていた。
「さぁそれを、ゆっくりおじさんに渡すんだ。1、2、3で貰えると嬉しいな。理解できるね?」
 警官たちに緊張が走り、言われるがまま凶器を渡した少年はすぐに、警官たちに囲まれ体を押さえられてしまったが、抵抗する気配の感じられない大人しいアキラから、事情聴取を始めた。
「このおじさんはどなたですか? お父さん? おかーさんどこ、おかーさんは居るのかい? 誰かか大人で連絡の取れる人いないかな?」
 アキラは、母の経営するスナックの電話番号を教え、ユィナが血だまりの中で膝を抱え、倒れた父の乱れ髪を撫でてあげるのをじっと見ていた。

 一人の女が蒼ざめた顔で、野次馬や警官たちを押しのけアパートの階段を駆け上がり、開いたドアから入って来た。
「何? 何があったの! あああああああ!」
 血まみれの旦那を見て凍りつくミィナだった。
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